タカブロ

一時アンサーソングなんてのが流行ったじゃん？




俺はすぐに飛び付いたさ




自分の歌が世の中に出たら素敵じゃん？




俺の歌がカラオケなんかで歌われたり、着メロなんかになったらすごいことだよね



２曲作ったんだけどさあ




部下に披露しても、反応がいまいちなんだよね





俺的には自信作だし、どこが悪いんだかさっぱりわかんねぇんだよ




一曲目は、みんなにも話したことあったっけ？





尾崎豊の『15の夜』の




バイクを盗まれた側のアンサーソング
『返してちょんまげ』





そりゃ迫力あるぜ、24歳でようやく買ったバイクを15のガキに盗まれたわけだから




これ自信作！




でも部下には



なぜ24歳なのか？とか、なぜ途中のタイマンのシーンで石原裕次郎の『嵐を呼ぶ男』の｢この野郎、かかってこい！最初はジャブだ！ほら右パンチ！おっと左アッパー、畜生、やりやがったな、倍にして返すぜ！フックだ、ボディだ、チンだ！えーい面倒だ！この辺でノックアウトだい｣って言う古くさい台詞をそのままパクッたのか？とか

なぜ最後に二人で釣りをするのか意味不明とか

なぜ社長はそんなにバカなんですか？とか



散々言われたからさあ




俺頭にきて｢一人でレジやって普段よりちょっと疲れろ！｣って叫んで、 レジ飛び出してやったんだ





二時間くらいかなあ、ジョナサンでドリンクバーのみで粘ってるうちに




こんなんであきらめちゃだめだ…




すぐに２曲目を書いたね




それがこれ





尾崎豊の『卒業』の




窓ガラスを割られた学校側のアンサーソング…あれ？




なんかおまえらまでバカにしてねえ？




いやいやいや、薄ら笑いじゃん…




ははーん…そうか…ふーん、わかった！




実際に聴かさなきゃわかんねえんだな




よし、ラジオというアイテムを手に入れた俺をなめんなよ！




楽しみにしとけ

ラジオの曲がさあ、反響多くて、ぜひiPodに入れて電車で聴きたいってメールがたくさん来たんだ



たくさんて言っても20人くらいなんだけどね



とりあえず柳君にダウンロードできるようにたのんでおいたから、削除命令がくだるまえにダウンロードしてね



ラジオは、今８本作ったから今度紹介するわ！


アディオス！


ダウンロードはここ
タカシキョウヘイサンバ ダンロード

まだテストだけど、俺のまわりの人たちを紹介していこうと思う。

まーちゃんとは

毎日朝三時に五キロチャリをこいで俺の店に来てくれる大男です


AVとプロ野球が大好きで、おでこにライトをつけてんだ


いやー


オリジナルの曲作るの大変だったよ


まったくのオリジナルだからね

うん、うんうん




それは…




うん…うん…




だから結局は、あなたがキッチンハイターに頼りすぎってことじゃないの？




でしょ？




うん、そう、もうちょっとスポンジで粘ってみて！





はい、次の方








あっ、ごめん、俺人生相談はじめたんだ




正月はスタッフが休みだから店出たけど、もうだいぶ落ち着いたからさ




ドキュメンタリーの撮影とか、乞食のインタビューとか、やることはたくさんあんだけど





発表します！




ラジオはじめます





ブログやって動画とって、さらにラジオまで




お前はなにをやりたいんだい？なにになりたいんだい？




そう思うよな？





俺もわかんない





ただ一つ言えることは、俺が夢見るバカサークル｢Slum Guy｣は、着々と勢力をのばしている




俺が40歳になった時、青木ヶ原樹海で大イベントをする企画も、ようやく煮詰まってきた





今年も忙しくなりそうだ




誰だ




｢何言ってんの？｣って言ったヤツ

最近羽田に行くことが多いんだ




恭平もMちゃんも羽田に住んでるからなんだけど




はあ…俺ってさあ、外出すると高確立で変なヤツに出会う病じゃん？




ハウアー症候群て言うドイツで発見された病気らしいんだけど



まあ言っても二回に一回くらいなんだよ、変なヤツに出会うのは




でもさ、羽田に行くと100パーなんだよね…




ニワトリに首輪付けて壁の上歩かせてるオカマを見た話はしたじゃん？




わけわかんねーだろ？




この前は、朝方恭平と車乗ってたら、後ろ向きでウォーキングしてる婆さんがいたんだよ…




俺｢おい…あの婆さん見ろよ｣



恭平｢あぁ…すいません、俺んちの近くあんなんばっかなんですよ｣



俺｢まあ、お前が謝る必要ねぇけど、あれ危ねぇだろ｣





その時！




婆さん電信柱に激突…




あたりまえだババア！




俺｢ちょっと様子見てこいよ、ぶっ倒れてんぞ｣




恭平｢いや、この町に情けは無用ですから｣




しばらく見ていると、婆さんはスッと立ち上がり、再び後向きウォーキングをはじめたんだ…




俺｢東京砂漠だな｣



恭平｢意味はわかんないっすけど何かしみます｣　



俺｢あの婆さん平気かな｣




恭平｢平気っすよ、羽田っすもん｣




俺｢だよな！あの婆さんはあっちが前なのかもしんねぇしな｣



ハハハハハハ




そして恭平を送って、俺は24時間やってるスーパーへ



そして地下の駐車場に車を止め店に入った瞬間！




俺の肺は深海500メートルですか？ってくらい縮んだ



は…は…はうあ！！！




そこには、両目に眼帯を付けて困っているじいさんがいた！





こんな状況お前らならどーする？




俺わけわかんなくなって口笛吹きながら通りすぎたからね




結局、俺が買い物終わるころ、そのじいさんを見たら、眼帯一つになってたけどね





すげーだろ、羽田




どーしてもお前らにも見せてやりたいから、次はビデオカメラ持って行くわ




そーいえば、UMAドキュメント



やっぱり著作権の問題で音消されたな



今、違う方法でトライしてるから待っててくれ！




じゃあな

クリスマス前にさ




子供達に聞いてみたんだ





｢サンタさんに何たのんだの？｣





すると、ナオは宝塚の衣裳とか普通に答えたんだけど




あっ、言ってなかったっけ？ナオが宝塚にハマってんの…それは今度詳しく書くわ





そんで、ソウタがニヤニヤしてんだよ





そうだよな




もう四年生だもんな




信じてないよな





そーいえばここ一ヵ月サンタの話題になるとニヤニヤしてたなあ




よし！





クリスマスの二日前、俺はソウタを連れ出した





ソウタがナオに余計なことを言ってナオの夢をつぶしてしまう前に、ソウタを仲間しちゃおうと思ったんだ




車の中で




俺｢ソウタ、バット買いに行こう｣





ソウタ｢え！マジで？でも俺サンタさんにバットたのんじゃったし｣





俺｢もういいよ、ナオにまだ言ってないだろ？サンタがパパだってこと｣





ソウタ｢え？｣




俺｢いやいや、いつまで信じてた？サンタ｣





ソウタ｢ほんとなの…｣




俺｢え？｣





ソウタ｢噂は聞いたことあるけど、ほんとにパパがサンタなの？｣




俺｢う…嘘だろ…お前まだサンタを…｣




ソウタ｢嘘だ…｣




俺｢だってお前サンタの話するとニヤニヤしてたじゃん、パパがサンタだって知ってたからじゃないの？｣




ソウタ｢違うよ！今年はサンタ捕まえるために罠をしかけたからニヤニヤしてたんだよ！｣





俺｢なんだそれっ！？｣





ソウタ｢えー…ほんとにー…あっ、じゃあ俺が去年サンタさんのために用意したクッキー食べたのパパなの？｣




俺｢う、うん…ごめん…わざとらしく食べかけておいた…｣





ソウタ｢じゃあ紅茶を飲んだのもパパなの？｣





俺｢うん…でも紅茶がなくて緑茶に砂糖入れただろ？アレはガチで残したんだ…｣




ソウタ｢じゃあ、俺がベランダで見たヒラヒラした物もパパ？｣





俺｢それは知らん…おっかねーなお前｣





ソウタ｢そうだったんだ…｣



しばらく遠くを見つめ






ソウタ｢じゃあ俺も自分の子供ができたらサンタをやるの？｣




俺｢ああ、そうだよ｣




ソウタ｢じゃあその時はちゃんとサンタやれるように教えてね｣





俺｢ああ…お前いいヤツだな｣





俺はなんてバカなんだろう…クリスマス前にこんな純粋な子に…俺罰として本物のサンタになろうかなあ…できんじゃね？でもトナカイって実際物凄くデカいんだよな…飼うことになったら維持費かかるだろうな…ソリだって雪ありきだしな…雪もねぇのにサンタの格好して本物のトナカイにソリひかせてたらうるせぇだろな…つーか変態だよな…





俺が反省してると





ソウタ｢あっ、罠外しておかなきゃ、パパがカッターと画鋲でザクザクになっちゃうよ、ハハハ｣






サンタに何しようとしてんだよ…




結局、ソウタにイチローモデルのバットを買ってやり、ソウタの目の前でクリスマス風に包んでもらい帰宅




クリスマス当日は、いつもより大げさに喜ぶソウタがいた




コイツはいい大人になってくれそうだ