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親友 


数日前、親友から子育てについて悩み相談があった。
その友人とは留学先で知り合ったクニ君だ。

彼は留学してる時から焼肉屋を経営するのが夢だった。
留学した意味がわからない。
まあ今となっては俺もコンビニだし…

学生の頃からよく俺に肉料理を作ってくれた。その名も「クニちゃんスペシャル」
とてもまずかった。
コイツセンスねぇなと思っていたが言えなかった。

留学から帰ってきてすぐに焼肉屋に修業に入る。
だから留学の意味は?

彼は5年間休まず修業した。その修業の辛さは半端じゃなかった。毎日12時間以上、油まみれになりながら肉を切る毎日。給料もたいしてもらわず、遊びも酒も控える毎日だった。借金を残して亡くってしまった父の代わりに、長男として母や弟達を楽にさせるため、そして彼自身の夢の為。

そしてノウハウを学んだ彼は、莫大な借金をして自分の焼肉屋を建てる事になった!

しかし店を建ててる途中、事件は起きた。
狂った牛の病気と書いて狂牛病。

落ち込んでる彼に親友である俺は声をかけた
「お前は何年も土の中で過ごし、やっと成虫になろうとして殻を破った瞬間、鳥に食われたセミか!」

しかし彼は負けなかった。家族の為、自分の為、前に進むしかなかった。

「そうだ韓国料理屋にしよう」
それなら焼肉以外にもメニューはたくさんある。

俺も良いアイデアだと思った。

そしてオープン!

俺は三重県まで行った。

店の名前は団欒(だんらん)

100パーセント松阪牛の店だ。

さすが松阪牛、ものすごいうまい!
クニ君自慢のタレで食べたが普通以下だったので、塩、コショウでいただいた。つーかまわりの人も塩、コショウだった。

まあ松阪牛という武器があれば何とかなるかなあと思っていたが、心配なのは店の名前だった。「団欒」。彼は極度の人見知りだった。絶対にアットホームな雰囲気など無理だった。結婚だってお見合いだし。

さっきから見てるが目が死んでる、つーかタバコ吸ってるとこ見えてるし。


あれから五年、売り上げも伸びず、食っていくギリギリの彼に双子(二卵性)の女の赤ちゃんが生まれた。しかも双子座らしい。

そんな彼の今の悩み「双子で双子座で焼肉屋って絶対いじめられるやん!もう夜も寝れんわ

しるかっ!


[ 2007/11/02 14:42 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)