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客Bのケース 






50代女性、見た目は和田勉


勢いよく来店


「店員さん!店員さん!」


俺は一枚の紙を渡される



A4サイズの紙に赤のマジックで



《金返せ、金返せ、お金返して、もう、お母さんより》


と書いてある



「これFAXしてくれる!息子のとこに!私のお金、通帳からドンドン引き出して返してくれないのっ!ガハハハハハっ!」



笑う意味がわからないが、俺は引き受ける




紙をFAXにセットし、小さなメモに書かれている番号を押す



しかし




何度やっても送信されない


番号はあっているらしい



五回目の送信時に、俺は冗談で言ってみた



「息子さんち、FAXの機械ありますよね?」




「ないわよっ!そんなの!あの子お金ないもん!やだねー!ガハハハハ」








目潰すぞ…



しかし俺はこらえた…



チョキになった自分の右手をゆっくりとパーに戻し




「それじゃ送れないっすよ」



「あらそうなの!?前は送れたわよっ!」



俺「(うそつけっ)いやー機械がないと、紙が出てこれないからねぇ」



「あらっ、でも隙間から出てくるんじゃないの?」



俺「(なんだよ隙間って…どこの隙間だよ…)いやーとにかく機械ないと送れないっすよ」




「あらーそう…残念…じゃあ、あっちのセブンイレブン行って頼んでみるわっ!」



はっ!!

何も伝わっちゃいない…



店を出て行ったその客の後ろ姿に、古き良き時代の日本の母親を見た



[ 2008/01/15 01:08 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)